事業内容

技術者たちが議論する様子

大電工業は、舞台・放送設備、工場・物流ラインなどの現場に向けて、制御システムの設計・製作を行う制御エンジニアリングメーカーです。制御盤・操作盤などのハードウェアと、PLC・タッチパネルなどの制御ソフトウェアを組み合わせ、設備を安全かつ正確に動かす仕組みを提供しています。

産業と文化の2つの事業領域

当社の事業は、舞台・放送設備と工場・物流ラインの2つの事業領域を、制御盤・制御ハードウェアと制御ソフトウェアの技術基盤で支える構成です。現場で求められる動き、操作性、安全性、保守性を整理し、ハードウェアとソフトウェアの両面から制御システムを形にします。

事業領域

舞台装置・スタジオ設備の制御

劇場、ホール、テレビスタジオなどで使用される舞台装置・スタジオ設備の制御システムを設計・製作しています。吊物、迫り、昇降床、回り舞台、照明設備、操作卓などを、安全かつ正確に動かすための制御を担います。出演者、スタッフ、観客が関わる空間だからこそ、動作精度、誤操作防止、非常停止、操作性を重視し、現場ごとの運用に合わせた安定稼働を支えています。

主な対象設備

  • 舞台装置操作卓
  • 調光操作卓
  • 吊物・迫り・昇降床・回り舞台などの舞台機構
  • 舞台・スタジオ設備向け制御盤
  • 照明・舞台機構の連動制御

技術的な特徴

  • 安全規格に基づくフェイルセーフ設計
  • 舞台転換や演出に合わせた正確な動作制御
  • 複数設備の連動制御
  • オペレーターが操作しやすい操作卓・画面設計
  • 長期運用を見据えた保守性と安定性

工場・物流ラインの自動化制御

自動車関連工場、物流センター、新聞社の搬送ラインなどで使用される自動化制御システムを設計・製作しています。 搬送、仕分けなど、設備の流れやタイミングを制御し、生産・物流の安定稼働を支えます。 工場や物流の現場では、生産効率だけでなく、設備を止めないこと、誤搬送や誤動作を防ぐこと、異常時に状態を把握しやすいことが重要です。国内大手メーカーや流通・物流企業を中心に、全国の生産・物流現場で当社の制御技術が稼働しています。

主な対象設備

  • 自動車関連工場の塗装・搬送ライン
  • 物流倉庫・配送センターの仕分けライン
  • 新聞社の搬送・紙庫設備
  • 各種産業設備の自動化・省力化設備

技術的な特徴

  • PLCを用いたシーケンス制御設計
  • タッチパネル・HMIの画面設計
  • センサ、モーター、アクチュエータの制御
  • フィールドネットワークを用いた設備間連携
  • アラーム表示、運転状態表示、異常時対応の設計

事業の技術基盤

制御盤・制御ハードウェア製作

現場で設備を動かすためのハードウェアとして、制御盤、操作盤、監視盤などを設計・製作しています。制御盤は、PLC、インバータ、リレー、ブレーカ、端子台、電源機器などを組み合わせ、設備の動作を制御する中枢となる装置です。対象設備や設置環境、運用方法に合わせて、回路設計、部品選定、盤内レイアウト、組立、配線、検査を行います。

主な製作品目

  • 搬送ライン用制御盤・操作盤
  • 舞台・照明制御用操作卓
  • スタジオ設備向け制御盤
  • 各種産業設備向け制御盤・監視盤
  • PLC・タッチパネルを組み込んだ制御システム

主な工程

  • 電気設計、回路設計、結線図作成
  • 制御機器・電装部品の選定
  • 盤筐体への機器実装
  • 盤内配線、端子処理
  • 通電試験、動作確認、品質検査

制御ソフトウェア開発

PLCプログラム、タッチパネル画面、監視システムなど、設備を安全・正確に動かすための制御ソフトウェアを開発しています。 ハードウェア設計や制御盤製作と連携しながら、現場の運用方法、操作性、異常時対応を踏まえて制御ロジックを設計します。大電工業では、ハードウェア設計や制御盤製作と連携しながら、PLC・HMIの開発から現地での試運転・調整まで対応しています。

開発対象

  • PLCプログラム
  • タッチパネル・HMI画面
  • 設備監視画面
  • アラーム表示・履歴表示
  • センサ・アクチュエータ制御
  • 設備間連動制御

主な特徴

  • 制御盤設計・盤製作と連携した一体開発
  • 現場の運用に合わせた制御ロジック設計
  • 操作性と視認性に配慮した画面設計
  • 試運転を通じたチューニング・調整
  • 長期稼働を前提とした保守性・拡張性への配慮

対応範囲

仕様確認から設計・製作・試運転まで対応

大電工業は、制御盤やソフトウェアを単体で製作するだけでなく、案件の内容に応じて、仕様確認から設計・製作・検査・現地試運転まで一連の工程に対応しています。お客さまの設備条件や運用方法を確認し、必要な制御内容を整理したうえで、電気設計、制御盤製作、PLC・HMI開発、社内検査、現地調整へと進めます。

対応プロセス

  1. 仕様確認・要件整理
  2. 電気設計・制御設計
  3. 制御盤・操作盤の製作
  4. PLC・HMIソフトウェア開発
  5. 社内検査・動作確認
  6. 現地試運転・調整
  7. 改修・更新への対応

品質と体制

長期稼働を支える品質体制

舞台・放送設備、工場・物流ラインはいずれも、長期にわたって安定して稼働することが求められる設備です。大電工業では、設計段階から安全性、保守性、操作性を考慮し、製作後には通電試験や動作確認を行ったうえで納入します。本社工場では、品質マネジメントシステム ISO9001、環境マネジメントシステム ISO14001の認証を取得し、日本配電制御システム工業会が認定するJSIA優良工場にも認定されています。

品質への対応

  1. ISO9001認証取得
  2. ISO14001認証取得
  3. JSIA優良工場認定
  4. 社内での通電試験・動作確認
  5. 長期稼働を見据えた保守性への配慮
  6. 現地試運転・調整への対応

産業と文化の4つの事業領域

当社の事業は、大きく4つの領域で構成されています。

領域 主なフィールド 役割
舞台装置・放送の演出制御 劇場、コンサートホール、テレビスタジオ など 舞台装置・照明・昇降設備などの安全かつ正確な制御
工場・物流ラインの自動化制御 自動車関連工場、物流センター、新聞社の搬送ライン など 生産・搬送ラインの自動化と安定稼働のための制御
制御盤・制御ハードウェア製作 各種産業機械、プラント設備 など オーダーメイドの制御盤設計・製作・検査
制御ソフトウェア開発 PLC・タッチパネル・監視システム など 制御ロジックの設計とHMI(操作画面)の構築
舞台・放送の演出制御イメージ

舞台装置・スタジオ設備の制御システム

劇場やコンサートホール、テレビの公開スタジオなどで使用される、 舞台装置や照明設備の制御システムを設計・製作しています。 舞台の昇降設備や幕、照明の点灯・調光など、人が乗る・人が集まる環境だからこそ、 高い安全性と信頼性が求められる領域です。

主な対象設備

  • 舞台装置操作卓・調光操作卓
  • 舞台機構(昇降ステージ、迫り、回り舞台 など)
  • スタジオ・ホールの照明制御設備

技術的な特徴

  • 安全規格に基づくフェイルセーフ設計
  • 複数設備(照明・舞台機構)の連動制御
  • オペレーターが操作しやすい制御卓インターフェース設計

納入先は、国内の公共放送局や民間テレビ局、大規模ホール・劇場など全国各地に広がっています。


工場・物流ラインの自動化イメージ

工場・物流ラインの自動化制御

自動車関連工場や物流センター、新聞社の搬送ラインなど、 年中無休で動き続ける現場の自動化制御システムを設計・製作しています。 生産効率だけでなく「止まらないこと」「安全に動き続けること」が重要視される、 社会インフラに近い領域です。

主な実績フィールド

  • 自動車部品工場の組立・搬送ライン
  • 物流倉庫・配送センターの仕分けライン
  • 新聞社の搬送・梱包設備

扱う主な技術

  • PLC を用いたシーケンス制御設計
  • 各種センサ・アクチュエータの制御
  • フィールドネットワーク(産業用ネットワーク)の構築

国内の大手メーカーや流通・物流企業を中心に、全国の生産現場・物流現場で当社の制御技術が稼働しています。


制御盤製作のイメージ

現場で制御を実現する「ハードウェア」として、制御盤・操作盤・監視盤などを設計・製作しています。 回路設計から盤組立、配線、出荷前検査まで一貫して社内で対応し、現場での据付・試運転にも技術者が立ち会います。

主な製作品目

  • 搬送ライン用制御盤・操作盤
  • 舞台・照明制御用操作卓
  • 各種プラント向け監視盤・制御盤

工程

  • 電気設計(回路設計・結線図作成)
  • 盤筐体への機器実装・配線作業
  • 通電試験・動作確認・品質検査

制御ソフトウェア開発のイメージ

現場の設備を動かすための「頭脳」として、PLCプログラムやタッチパネル画面、 監視システムなどのソフトウェアを開発しています。 現場での使い勝手や安全性を踏まえながら、制御ロジックをゼロから設計するのが特徴です。

開発対象

  • PLCプログラム(LD、FBD、ST など)
  • タッチパネル/HMI の画面設計
  • 設備監視・アラーム通知システム

特徴

  • ハードウェア設計・盤製作と一体となった一貫開発
  • 現場での試運転を通じたチューニング・最適化
  • 長期稼働を前提とした保守性・拡張性の確保

エンジニアの仕事風景

大電工業のエンジニアは、「設計だけ」「製造だけ」ではなく、 要件の確認から設計・製作・試運転まで、一連のプロセスに関わります。

  1. 1. 要件ヒアリング・仕様検討

    顧客の要望や現場条件を確認し、必要な制御内容や安全要件を整理します。

  2. 2. 設計(電気・ソフト)

    電気回路設計、PLCシー ケンス設計、タッチパネル画面設計などを行い、図面やロジックに落とし込みます。

  3. 3. 製作・組立・社内検査

    制御盤の組立・配線、プログラムの書き込み、社内での通電試験・動作確認を実施します。

  4. 4. 現地試運転・調整

    納入先の現場で実際に設備を動かしながら調整を行い、安定稼働まで責任を持って立ち会います。

技術力と人間力のイメージ

  • 産業と文化を「止めない」ための制御技術
  • 電気・制御・情報の知識を現場で活かす実装力
  • お客様や現場担当者と向き合うコミュニケーション力
  • 一つの設備・ラインを最初から最後までやり切る遂行力

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